就労支援施設で過ごしている中で、同じ利用者さんを好きになってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
会えることに喜びを感じたり、話せると楽しかったり、会えない日には寂しさを感じたりなどといった感情を持つことは、とても自然なことです。
しかし、施設によっては恋愛することが禁止されている場合や連絡先の交換が制限されているケースもあります。
今回は、就労支援において恋愛感情を持ってしまった時、どのように向き合っていけば良いかについて解説していきます。
恋愛そのものは悪いことではない
恋愛感情を持つことは、そもそも人間にとってごく自然で大切な感情の一つですので、決して悪いことではありません。
しかし、支援施設は働く力を育む施設でもあるため、恋愛によってトラブルが起きてしまうと訓練や作業に支障が出てしまうこともあります。
そのため、トラブル防止などを理由に恋愛や連絡先を交換することを禁止している施設も少なくないのです。
恋愛や連絡先交換はなぜ禁止されるのか
施設が恋愛や連絡先交換を制限している理由は、トラブルを未然に防ぐためです。
たとえば、アプローチしてしまったことで相手が施設に通いづらくなってしまったり、失恋によって体調が崩れて訓練に集中できなくなったり、別れた後に気まずくなって通えなくなってしまったりなどの問題が発生することがあります。
就労支援の目的は、「就職を目指すこと」や「社会参加を目指すこと」です。
恋愛が原因となって、支援が継続しづらくなってしまうことは事業所にとっても残念なことなのです。
恋愛トラブルが起きてしまう理由
就労支援においては、特に恋愛トラブルが起こりやすい理由があります。
利用者の方の中には、感情のコントロールが苦手な場合や人との距離感をうまく取ることができないという方がたくさんいらっしゃいます。
また、利用者同士だけではなく、スタッフの方に対する好意や依存が起こるケースも少なくありません。
恋愛経験が少ない方も多いため、相手との間に誤解が起きてしまうことがあるのです。
また、社会経験も少ない上に、一人ひとりの特性なども関係している場合もあることから、トラブルが起きた時にすべて本人の責任にすることはできません。
ただし、相手側の利用者にとっては、大きなストレスになってしまう可能性もあるので、事業所においてトラブルを防ぐということはとても大切なことなのです。
参考サイト
就労支援の現場での恋愛とは?利用者のメリットと課題について考える | ワークステーション ホープ
トラブルを防ぐには施設ごとのルールをチェック
恋愛や連絡先の交換に関する決まり事は、事業所によって異なっています。
施設の中での連絡先交換はできない代わりに、時間外であれば大丈夫である場合や完全に連絡先交換自体が禁止というルールを決めている施設もあります。
これについては、施設ごとに対応が違うので、スタッフに確認してみましょう。
また、恋愛の悩みを一人で抱えるのは辛いことですから、悩んだ時はぜひ信頼できるスタッフの方に相談してみることをおすすめします。
自分の気持ちを整理することができ、トラブルを防ぐための考え方を一緒に探してもらうことで、安心して恋愛に向き合うことができるでしょう。
近年の支援施設での恋愛の考え方
一方、近年では支援施設における恋愛に対する考え方に少しずつ変化が見られます。
かつては、恋愛禁止の方針を持つ施設が多かったのに対して、現在では恋愛も人間関係や心の成長につながる大切な経験であると考える施設が出てきました。
恋愛自体を禁止するのではなく、安全で安心できる関係性を築けるようにサポートしていこうとする動きも広がっています。
たとえば、恋愛に関するワークショップを開いたり、互いを尊重するルールを作ったりする施設もあるのです。
恋愛はあえて避けるのではなく、支援生活においてプラスになり、利用者の成長につながるきっかけとして期待されています。
また、近年はオンラインでつながる支援サービスも増え、利用者同士がコミュニケーションを気軽に取れるようになったことで、恋愛感情が以前よりも芽生えやすい場面が増えてきました。
さらに、支援施設では恋愛や人とのかかわり方について考えるイベントや講座が行われることもあります。
このような機会を通じて、恋愛だけでなく友情や支え合いなども育みやすくなり、お互いを理解し合うきっかけにもなるのです。
まとめ
恋愛は人として自然な気持ちで、支援を受けながらでも大切にして良い感情の一つです。
ただし、相手への配慮を忘れることなく、施設の決まりを守ることが何よりも重要になってきます。
迷った時や不安なことがあった時は一人で抱え込まず、支援スタッフの方に相談してみることも大切です。
恋愛を通じて人との関わり方を学んで、安心して過ごせる関係を意識しながら前向きに過ごしていきましょう。
以上、就労支援での恋愛の向き合い方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
